10月12日、広川医院にて症例検討会が行われました。
①論文抄読会
テーマは「単純化されたインプラントのドリリング技術はインプラントの骨結合を減じない。」というもの。
インプラントは顎の骨と上手く結合することによって真価を発揮するものであり、それについて詳しく記された論文を出席したドクター全員で読みました。今回は仮説を立てたところまでの内容で、実験内容や結果などは次回からとなります。
②吉田先生(西町)
テーマは「インプラント周囲炎」
インプラントでも天然歯と同じく歯周病と同じような症状となり、最悪の場合抜け落ちることがあります。これをインプラント周囲炎と言います。今回はインプラント周囲炎についての処置、対処法について学びました。
③野田先生(基山)および井樋先生(クリニック)
テーマは「埋伏智歯抜歯」
よく知られている「親不知」の抜歯についてです。親不知は上顎では神経や血管に影響を与えることが少ないのですが、下顎の場合、骨の中を下顎管と呼ばれる神経と血管の入った管が通っており、親不知の根っこがその下顎管と近い、あるいはくっついている場合があります。事前にCTをとって安全を確認することから、抜歯の手技について学ぶことができました。
今回学んだことを日々の診療に活かせるよう努力します。
筑後医院 平山