9月14日に広川医院研修室にて外科症例検討会が行われました。
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原(クリニック歯科医師)
「残根抜歯について」
歯の上の部分が、虫歯などで欠けてなくなってしまった残根という状態での抜歯についての発表でした。歯が完全にある状態に比べ、器具がかかりにくいため難易度があがります。様々な状況を考え、次の手を考えながら治療に取り組んでいかなければならないと教えて頂きました。
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赤毛先生(西町吉田医院歯科医師)
「歯科治療における薬剤アレルギーについて」
歯科で使われる薬は多くありますが、今回は痛み止めに関するアレルギーについての報告でした。ある痛み止めはぜんそくの持病がある患者様が用いるとぜんそくの発作を起こしてしまうことがあります。患者様の背景をきちんと伺うと同時に、日進月歩である薬についても常に調べ知識を更新する大切さを学びました。
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宮原先生(基山医院歯科医師)
「抜歯について」
それぞれ違った理由で抜歯に至った3件の症例を報告して頂きました。歯の状態によって使う器具や抜き方も変わってくるので、X線写真などを用いて事前に歯の状態を把握しておくことの大切さを学びました。
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義川先生(基山医院院長)
「開窓を行った歯根嚢胞について」
歯根嚢胞とは歯の根っこの部分に膿の袋ができてしまうことです。小さい袋であれば取り除くことができるのですが、大きいものになると取り除くことができないので開窓といって穴を開けた状態のまま数か月様子をみることで圧が減り、小さくなるのを待つ治療を行います。その方法や、用いる道具について議論されました。
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池松先生(クリニック院長)
「インプラントオペ報告」
8/10に行われたインプラントオペについての報告でした。オペ中の動画も含めて説明して頂き、手順などを学ぶことができ大変勉強になりました。難しい手術でしたが、経過も良好ということでした。
今回学んだことを、日々の診療に活かして参ります。
クリニック 原