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立山通信

2016-9-30

9月 技術者症例発表会

 9月25日、広川医院研修室にて歯科医師、歯科衛生士を対象とした技術者勉強会が行われました。今回は以下の3名の方が発表を行いました。

 

○貞苅まゆみさん(筑後医院歯科衛生士)

 

歯肉剥離掻把術まで行った患者さんの症例について発表されました。

歯肉剥離掻把術とは、歯茎を切り開いて目視下にて歯石や壊死した組織を除去する手術のことです。初診時からその手術に至るまでの口腔内の状態の変化について写真やレントゲン、検査結果を用いて発表されました。

 

 

○野口哲朗先生(八女医院副院長)

 

CT撮影を用いて下あごの親知らずを抜歯した症例について発表されました。

下あごには、下顎神経という下あごの運動や感覚に関わる大きな神経があります。親知らずの根っこが下顎神経に近い場合、抜歯をするときに神経を傷つけてしまう可能性があり、神経と根っこの位置関係を精密に調べるためにはCT撮影が必要となります。

 

今回は1回で抜歯した症例でしたが、神経と根っこの先が触れてしまうくらい近くにあるときは2回に分けて行う場合もあります。その場合はどうすればよいか先輩ドクターから意見をいただきました。

  

野口先生は9月で退職されるため、今回が勉強会での最後の発表となりました。

立山歯科での勤務、お疲れ様でした。

 

 

○柴原清隆先生(柴原歯科医院院長)

 

柴原先生は、毎月の外科勉強会にも外部講師として来ていただいている先生です。

インプラント治療を絡めた包括的歯科治療についてお話していただきました。

歯科衛生士にも歯科医師にも、また若手にもベテランにも向けた内容で、私たち技術者は日々の診療に生かせるよう学ぶ必要性を痛感しました。

 

最後に柴原先生がおっしゃった「守破離」の思想の、まずは「守」=できるだけ多くの人の話を聞き、決められた型や指導者の教えを守って、それを繰り返して確実に身につけられるよう、日々精進して参りたいと思います。

 

 

 

八女医院 佐々木真理子

 

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