7月11日に広川医院研修室にて、外科症例検討会が行われました。
①英語論文抄読 小郡医院 佐々木先生
歯間部乳頭を保存し、頬側から根尖部病変にアプローチし、不良肉芽の除去後、エムドゲインなどの組織再生療法を用いて、顎堤の回復をはかる手術に関する研究内容の論文でした。
②Dr症例発表
◎筑後医院 上野先生
バイアスピリン服用患者に対しての抜歯についての症例でした。
抗血小板薬や抗血栓薬の影響としては、術中・術後の止血が困難になることが挙げられます。対応としては、事前に血液検査を行い、またしっかりと止血方法を確認しておくことが大切です。
◎久留米クリニック 松雪先生
右下8番水平埋伏抜歯についての症例でした。
歯冠部付近まで下顎骨に覆われているケースについては、5倍速コントラやストレートを用いて下顎骨を切削する必要があります。
また事前にCTを用いてしっかりと骨状態を把握する必要もあります。
◎久留米クリニック 井樋先生
インプラント患者様についての症例でした。イ
ンプラントにおいては、オッセオインテグレーション(骨結合)がしっかり行われているかが最も重要になってきます。
インプラント体の形状についても、先端が角ばっているのか平坦なのか、そういう構造一つで骨への入りやすさが変わってきます。
◎八女医院 宮原先生
左下8番水平埋伏抜歯についての症例でした。
佐賀大学口腔外科出身の香月先生のご指導の下、抜歯を行いました。切開線の入れ方から止血方法まで今一度復習し実践で使えるようにしていきたいです。
今回、学ばせてもらった内容を復習し、これからの診療に活かせるよう努力していきたいです。
小郡医院 佐々木