7月9日に広川医院研修室にて、歯科医師勉強会が行われました。
①久留米クリニック 松雪先生
再発が続く根管治療についての症例発表でした。
直接目視することが難しい歯内治療において、CTを用いて歯根や辺縁の顎骨の状態を確認することや、
マイクロスコープを用いて根管内を目視できるようにすることは、とても効率が良くなります。また、何もしない:経過観察という治療法もあります。
②広川医院 原先生
歯冠長延長術についての内容でした。歯間乳頭部の歯肉を含めしっかり切開することで、辺縁部の骨削合が行いやすくなります。また、下顎孔の位置を把握することを忘れないように。
③久留米医院 岡本先生
インプラント治療におけるトラブルについての内容でした。
インプラント治療におけるトラブルには現在7つの原因が考えられ、そのなかでも今回は、骨結合(オステオインテグレーション)しないことと、上部構造のトラブルについてでした。
単独インプラントかつ傾斜時にインプラント体の破折が起こる可能性がり、またスクリューのゆるみが原因とも考えられます。
インプラントにおいて骨結合は絶対条件であり、CTやレントゲンでの骨の状態の確認、メインテナンス時の動揺や咬合状態の確認などが大切です。
小郡医院 佐々木