3月11日は月に1回開催されている口腔外科症例検討会でした。
佐賀大学口腔外科名誉教授の香月武先生にアドバイザーとして参加頂いております。
今日は6名の歯科医師が症例発表し、口腔外科に関するディスカッションが行われました。
①高橋(筑後医院所属)
腰の骨から骨を移植してインプラントを行った発表でした。医科と連携し、
術前の念入りなシミュレーションが行われていました。
②江越(広川医院所属)
歯根が分岐しているところの病変の診断、治療基準についてと、昔の特殊な
インプラントの周囲炎についてでした。
③池松(クリニック所属)
痛みの原因が特定しにくい非定型性歯痛という疾患と口腔粘膜病変についてでした。
粘膜の病変については細胞診という検査を行いました。
④野田(西町医院所属)
余分に歯ができてしまう過剰埋伏歯の影響で生え変わりが上手くできていないケースでした。
時期をみながら治療のタイミングを検討しました。
⑤松藤(広川医院所属)
上の親知らずの抜歯についてでした。手技や器具、術前のレントゲンでの
シミュレーションのポイントを確認しました。
⑥中島(久留米医院所属)
下あごの骨が極度にやせ細ったケースのインプラントについてでした。
どのような設計で足りない骨をどう補うかを話し合いました。
最後に、外科、インプラントのスペシャリストである柴原先生から細胞診の手順と
手術記録についてのお話がありました。今回学んだことを日々の診療に活かしていきます。
立山歯科 久留米医院 中島