4月16日は月に1回開催されている口腔外科症例検討会でした。
今年度も毎月、佐賀大学口腔外科名誉教授の香月武先生にアドバイザーとして参加頂きます。
今日は3名の歯科医師が症例を、1名の歯科医師が外科的な歯根治療について発表し、
口腔外科に関するディスカッションが行われました。
香月教授による指導のもと、立山理事長執刀手術
(1)岡本(久留米医院院長)
上あごの入れ歯をインプラントを用いて固定する
「インプラントオーバーデンチャー」という治療法に関する発表でした。
今回はインプラントを埋める際に必要な骨を造る治療がテーマで、
本日行われる外科手術内容の確認でした。
お口の中のみならず、生活環境や社会的背景なども考慮した治療の提案をする必要性を学びました。
(2)荻原(八女医院院長)
前歯が割れたことによって抜かざるを得なくなった患者様に行なった、
インプラント治療の発表でした。
「即時機能」というインプラント手術をしたその日のうちに仮歯を入れて、
見た目が悪くならないようにした症例でした。
正確な診断を行い綿密な計画を立てることで、
患者様の希望に応えた治療の可能性を広げることを学びました。
(3)新垣(小郡医院院長)
歯の根の病気についてCT撮影をすることで3次元的に歯を観察し、病気の原因や範囲、
歯の根の形、周りの骨や粘膜の状態を確認し治療を行った発表でした。
病気の状態が改善しているか再度CTを撮る計画を立て、
また今後の可能性として外科治療を併用した根の治療をする時期や方法について検討しました。
(4)柴原(アドバイザー:非常勤医師・口腔外科担当)
歯の根の病気を外科的に取り除く「歯根端切除術」という手術の術式や、
使用する器具や材料、注意点などを確認しました。
最新の情報や、最良の材料を選択することでより良い治療を提供することの重要性を感じました。
左より香月教授と本日の発表者(新垣・荻原・岡本・柴原)
新年度が始まり、新しいメンバーでの第1回目の外科症例検討会が開催されました。
今回は各医院の院長が発表し、内容の濃い検討会となりました。
立山歯科では、本日のように症例検討会を通して専門医の先生の意見を拝聴したり、
診断や治療を行う上で必要なCT撮影を行える設備があったりと、
歯科医師も患者様も満足できる治療を行える基礎が出来ているのを改めて実感しました。
立山歯科筑後医院:末続