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立山通信

2013-7-11

7月の口腔外科症例検討会

 

2013710日(水) 「7月の口腔外科症例検討会」

  昨日は月に1回開催されている口腔外科症例検討会でした。佐賀大学口腔外科名誉教授の香月武先生にアドバイザーとして参加頂いております。今日はB5名の先生方が6つの症例発表と口腔外科手術のディスカッションが行われました。

 

 

(1)          井川先生(立山クリニック院長)

 左の耳の近くに石のようなものができた症例について報告しました。耳下腺という部分に近いため唾石と呼ばれるものかどうかの鑑別が議論になりました。歯科の領域においても尿管結石や胆石と同じような疾患があります。

 

(2)          中島先生(久留米医院副院長)

 下あごの奥歯にインプラント治療を行った症例について発表しました。歯が欠損していることにより咬み合わる部分がなく、その状態を改善させる方法論について議論しました。このような症例では家の建築と一緒で、事前にきちんとした設計図を描くことが大事になります。

 

(3)          義川先生(基山医院院長)

口腔外科的症例について2例の発表をしました。

 ひとつは舌の先にできたできものを取った症例です。舌にはガンのようないわゆる悪性腫瘍ができることもありますし、本症例のような良性の腫瘍ができることもあります。切除し、病理検査という顕微鏡による検査を行ってそのできものが何であるか?を診断することが非常に重要です。この症例では線維腫という疾患でした。もう1症例は上あごの智歯(親知らず)を抜歯後に腫れが生じた原因について議論しました。親知らずを抜歯した後には腫れることがよくありますが、なぜ腫れるのかをきちんと説明することが必要です。

 そして、当日午後に立山歯科クリニック手術室で行われる手術について事前の打ち合わせが行われました。また、以前に行われた手術の経過報告が行われ、研修会は終了しました。

  このように歯科治療の中でも尿管結石のようなものもできますし、インプラント治療のように外科の技術が問われるものもあります。舌などにできるできものの診断能力が必要になることも多く、我々歯科医師は日々研鑽を続けて行かなければいけないことを各ドクターが感じた一日でした。

口腔外科・インプラント外科担当:柴原

 

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