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立山通信

2020-10-8

歯周病と認知症

 歯周病は、歯垢の中の歯周病菌が歯茎に炎症をおこし、周りの組織を破壊していく細菌感染症です。

 

この度、歯周病によって、認知症の原因物質が脳内に蓄積する仕組みが解明されました。

 「朝日新聞デジタル 認知症の原因物質 歯周病によって蓄積する仕組みを解明(2020105日)」

 https://www.asahi.com/articles/ASNB544G9NB5TIPE003.html?iref=pc_ss_date

  

3人に2人がかかっているとも言われる歯周病は、痛みなどの自覚症状が出にくく、知らない間に症状が大きく進行していることもあります。

 

  歯周病を治療する上で重要なことは、歯周病の原因となる歯垢や歯石を除去し、歯周病菌を取り除くことです。でも、この歯石や歯周ポケットの奥の歯垢は、ご自宅の歯磨きでは除去できません。歯科医院での専門的クリーニングで隅々まで除去することが必要です。

  

歯周病療は、虫歯治療と異なり、数回の治療で終わるものではありません。特に重度の歯周病の場合、治療期間が半年以上かかる場合もあります。痛みなどの自覚症状がない為、残念ながら途中で中断される方もいらっしゃいます。歯周病が悪化すると、歯を失ってしまうこともあります。また、今回の記事にあるように、認知症のリスクも高まります。

 

歯周病を改善するために大切なことは、歯周病について正しく理解し、根気強く治療を行うこと。

  分からない事や不安な事があれば、歯科医師・歯科衛生士にお気軽にお尋ねください。

 

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