4月27.28日に名古屋市で開催された第16回日本口腔ケア学会総会・学術大会に
参加してきました。
<内容>
人生100年時代の口腔ケア
口腔ケアというと衛生士の仕事というイメージがあり、歯科医師は根の治療や
インプラントなど、直接的な歯科治療の知識や技術の研鑽に偏りがちですが、
衛生士の教育や患者様への指導など、実は非常に重要なものです。
今回は自分の知識や技術の再確認という意味で参加してきました。
現在医療の進歩に伴い、重度の全身疾患を有しながらも日常生活を送れる人が
増えています。だからこそ歯科医師はそういった方への治療や口腔ケアのための
知識を身につけておかないといけません。
また、常に進歩し続ける医療だからこそ、こちらも常に最新の知見を学んで
いかなくてはいけません。昨日は正しかった治療法が今日は間違っている、
ということも起こりうるのです。
誤嚥しやすい人の歯磨きはどうしたらいいのか、自分で思うように身体が
動かない人への歯磨きの指導はどうやったらいいのかといったことを学んで
きましたので、この学会で得た知識や技術を患者様へ還元したいと思います。
同居されているご家族の口腔ケアで分からないことがありましたら、
いつでもお声がけくださいね。
立山歯科筑後医院 歯科医師 長井