2月8日に広川医院にて、外部講師の香月先生、柴原先生をお招きし、外科の症例検討会が行われました。
○掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)患者の治療について 荻原先生
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは手足に無菌性の膿疱(のうほう)を生じる疾患です。原因は多くが不明とされており、慢性化膿性疾患や金属アレルギーも一つの原因と言われています。
歯科では多くの金属を組み合わせた合金を使って被せを作るので、それらに原因がないか探る必要があります。また虫歯や歯周病も慢性疾患なのでしっかり治療する必要があります。
○下顎埋伏智歯の抜歯について 平山先生
下顎の埋まっている親不知の抜歯についての発表でした。
メスを入れるときは神経を傷つけないように切開の設定に気を付ける必要があります。また親不知が顎の骨の中を通る神経の近くに埋まっている場合は、その神経を触らないように注意して抜去します。
○下顎智歯の抜歯について 宮原先生
下顎の親不知の抜歯についての発表でした。
歯茎に埋もれていない親不知でしたが、素直に抜けてくれず歯の頭部分を削り抜去しました。うまく抜けないときは一つの手法にこだわらず何通りか手法を準備しておく必要があります。
また抜歯は出血を伴う処置なので感染のリスクを減らすためにも、抜歯前には歯石取りをしなくてはならないことを患者さまにもご理解頂けるよう説明していかなくてはならないことを学びました。
小郡医院 髙木