11月9日、広川医院にて外科症例検討会が行われました。
1 論文抄読会
テーマは「高齢者における下顎第三大臼歯周囲の無症候骨髄炎の潜在的なリスク」でした。
英語で書かれた論文ですが、普段英語論文を読む機会があまりないので、論文独特の訳し方についても学ぶことができました。
2 山本先生(久留米医院)
「CTを参考にした下顎埋伏智歯抜歯」
顎の骨の中に埋まった状態の親知らずを抜く場合、現在では歯の形態や顎の神経と歯の距離を調べるために、3次元的なX線画像であるCT撮影をすることが多くあります。
今回は事前にCT撮影を行い抜歯の術式について検討をした上で、親知らずの抜歯を行った症例を発表して頂きました。
親知らずは歯を分割して抜くこともありますが、CTを用いることで歯を分割する深さも事前に計測しておくことができるという指摘も受けました。
3 佐々木先生(八女医院)
「智歯抜歯の2症例」
親知らずの抜歯も上顎と下顎、また生え方など様々な要因で術式が変わります。
この発表では右下と左上の2つの親知らずの抜歯について、適切なポジションや器具の使い方などについて検討しました。
また事前に周到に準備をしておくことがスムーズな診療につながることを学びました。
4 香月先生(佐賀大学名誉教授)
香月先生より海外ボランティアのお話がありました。モンゴルへ行かれて手術の技術支援等をされており、立山歯科グループから手術無影灯の寄付をしました所、感謝状を頂きました。
今回学んだことを日々の診療に活かして参ります。
小郡医院 原