4月13日、広川医院研修室にて外科症例検討会が行われました。
岡本先生(久留米医院院長)
「骨造成後のインプラント治療計画」
骨量が少なくインプラントの埋入できない部位に、患者自身の骨を用いて骨量を増やす手術、および今後の治療の流れについての発表でした。今後どのような冠をかぶせるのかについて議論されました。手術を行う上で全身状態を把握し、休薬を指示しなければならない場合があることを再度認識しました。
末続先生(筑後医院副院長)
「下顎水平埋伏歯抜歯症例」
横向きに生えた下の親知らずの抜歯についての発表でした。親知らずの抜歯を行うにあたってCT撮影の必要性を改めて実感するとともに、切開の位置や用いる器具など解剖学的な知識を踏まえた上で抜歯を行う大切さも学びました。
髙木先生(小郡医院歯科医師)
「ヘミセクション症例」
ヘミセクションとは下顎の大臼歯の2本ある歯根を切断して1本抜く治療法です。今回は歯根が折れており残すのが不可能なため行ったヘミセクションについての発表でした。処置を行った時期は適切だったか、切開してより見やすくすべきだったかなどベテランドクターからアドバイスを頂きました。
相談症例「上顎集合性歯牙腫」(基山医院)
パノラマX線写真撮影時、上顎に陰が認められた症例でした。大学病院の医療機関に紹介するなど適した今後の対応が必要であると学びました。
最後に、柴原先生より、平成28年度診療報酬改定について外科を中心に説明していただきました。
新年度に入り、私を含め5名の歯科医師が新たに立山歯科に入職いたしました。
外科症例検討会を通して先輩ドクターから多くのことを吸収し、これからの診療に生かしてまいりたいと思います。
西町医院 佐々木