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立山通信

2015-12-1

11月 技術者症例発表会

 

1129日の診療終了後に、広川医院研修室で、歯科医師・歯科衛生士合同の技術者症例発表会が開催されました。この日は、5名が発表を行いました。

 

 〈髙木:小郡医院所属 歯科衛生士〉

 

 口腔内環境を良くするための暫間被覆冠(仮歯)の形態とブラッシング指導についての発表でした。生活が不規則になりがちな職業の患者様の口腔内環境を良くするために、ブラッシング指導はもちろんのこと、生活習慣の改善にまで踏み入って指導を行った症例でした。患者様との会話やコミュニケーションの重要性を強く感じることができました。

 

 〈一山:久留米クリニック所属 歯科衛生士〉

 

 矯正治療を行っている方に対するブラッシング指導および専門的な口腔内清掃法について発表がありました。矯正治療を行っている方は、口腔内に装置が入っているため、清掃状態が悪くなりがちで、しかも清掃が行いにくくなっています。ブラッシング指導や衛生士による清掃が重要になる時期や、入っている矯正装置によって用いる器具や清掃法の違いがわかりやすくまとめられていて、とても勉強になりました。

 

 〈池松:久留米クリニック所属 歯科医師〉

 

 歯の挺出についての症例発表でした。歯の挺出とは、歯の頭の部分が折れてしまって、かぶせを入れる長さがなくなってしまった場合などに、残った根の部分を少し引っ張り出して、かぶせを入れられるようにする処置です。これまではワイヤーを使って行っていたそうですが、今回の症例では矯正用のブラケットとワイヤーを使っての処置であり、これまでよりも挺出のコントロールがしやすく、また審美性・清掃性とも向上したとのことでした。

 

 〈岡本:久留米医院所属 歯科医師〉

 

 インプラント周囲炎とメインテナンスについて発表がありました。インプラントは埋入後5年程度すると、インプラント周囲炎という、歯周病のような状態を引き起こすことが多いとのことでした。このインプラント周囲炎の検査方法や治療方法について段階分けをして非常に分かりやすくまとめてあり、また、実際に治療を行った症例の提示がありました。

 

 〈吉田:西町吉田歯科所属 歯科医師〉

 

 下顎隆起についての発表でした。下顎隆起とは、下あごの小臼歯の内側にできる骨の盛り上がりのことで、遺伝や噛む力の強さによってできると言われています。小さければ特に問題はないのですが、大きくなりすぎて食事やブラッシングの際に傷んだり、義歯を入れる際に邪魔になったりすると、切除する必要が出てきます。今回は、この下顎隆起を切除してインプラントの際の骨再生に利用した症例や、とても大きな下顎隆起を切除したけれども、数年してまた大きくなってきたという珍しい症例について発表がありました。

 

  

 

今回も、症例を通して、多くのことを学ぶことができました。明日からの診療に生かしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

基山医院 野田

 

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