5月24日の診療終了後に、広川医院研修室で、毎月行われている
技術者症例発表会が開催されました。
この日は、4名が発表を行いました。
〈石丸:西町医院所属 歯科衛生士〉
浮遊性歯肉炎についての発表でした。
歯周病治療の重要性や日々の歯ブラシの使い方などを治療前と治療後の
写真を比べながら患者様に説明することで、患者様のモチベーションがあがり、
口腔内清掃状態が見違えるほどよくなった症例でした。
また、口腔内清掃だけでなく、口呼吸が口腔内に及ぼす悪影響の説明や
その対処法などの解説もありました。
お口の清掃状態が劇的に良くなった症例には驚かされました。
〈鳥羽:基山医院所属 歯科衛生士〉
抗生剤を使用した歯周病治療についての発表でした。
まず歯に付着したプラーク内の細菌を位相差顕微鏡を用いて特定し、
それに対応した抗生剤を処方することで炎症をおさえ、
歯周病を効果的に治療できる興味深い発表でした。
口腔内にこれほどたくさんの細菌が蠢いている現実を目にすれば、
皆さんもきっとこの治療に興味をもっていただけると思います。
〈羽原:広川医院所属 歯科医師〉
歯牙移植の治療についての発表でした。
不幸にも歯を抜かないといけなくなった時に、自分の親不知を抜いたところに
移植する治療法の説明と症例の発表でした。
入れ歯は入れたくない、でも自分の歯は削りたくないし、インプラントもできない。
そういった場合の治療法の選択肢ひとつとして患者様への提案の幅を
広げられる発表でした。
〈義川:基山医院所属 歯科医師〉
前歯部の審美的修復治療を行った症例についての発表でした。
矯正、歯周外科、補綴といろいろな治療法を駆使して、前歯の歯並びを揃え、
大きさ、さらには歯茎の形までを合わせて、治療後はとてもきれいに
なっていました。
前歯は見た目が非常に大事な部位です。いかに美しく治せるか、その為のさまざまなテクニックを教えて頂きました。
西町医院 副院長 森藤