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立山通信

2014-3-15

3月の口腔外科症例検討会

  3月12日は月に1回開催されている口腔外科症例検討会でした。

今月も佐賀大学口腔外科名誉教授の香月武先生にアドバイザーとして参加頂いております。

今日は6名の歯科医師が症例を発表し、口腔外科手術のディスカッションが行われました。

(1)末続(筑後医院副院長)
 歯科医院で日常的に行なわれている外科手術である抜歯を行う場合に、

持病や服用薬のある患者様の注意点について調べました。

歯科医療を行う上で最低限の知識かと思います。

歯科医師のみならずスタッフ全員への周知徹底に努めて参ります。


(2)羽原(広川医院副院長)
 歯の根の治療の困難な患者様の症例でした。

一度歯を抜いて、口の外で根の尖端の治療を行ったあと口の中へ戻す再植という治療を行いました。

その詳細な経過報告を行いました。


(3)野口(西町医院所属)
 歯の頭の部分が虫歯で無くなってしまい、根だけになった歯の抜歯について発表しました。

隣の歯が倒れこんでいて器具の挿入方向が限定される状態下で抜歯を行うために、

必要な処置の手順や器具の使い方について考察しました。


(4)鳥越(小郡医院所属)

歯根嚢胞(しこんのうほう)という歯の根の先に膿のふくろをつくる病気を

外科処置をおこなうことで取り除く症例でした。

外科手術を行う場合に、材料・環境・周囲スタッフの役回りを

事前に整えることの重要性を確認しました。


(5)千ヶ崎(小郡医院所属)
 虫歯が進行し、割れてしまった歯の抜歯について発表しました。

レントゲンや口腔内写真などの資料を集めることの必要性を学び、

それをもとに行った診断や処置についての発表で、

どのようにすれば術者や患者様に負担なく抜歯できるのかを

実際の処置中の写真を見ながら考察しました。


(6)佐々木(西町医院所属)
 不運にも交通事故に遭われ、前歯が折れたり抜けてしまった患者様の症例発表でした。

急を要する診断と応急処置について学びました。

また詳細な問診の必要性を再確認し、将来的に考えられうる予測とそれに対する治療計画について

考察しました。

 

 


 
 今回の検討会を持って今年度の外科症例検討会は終了になります。

毎月1回、計12回の検討会を行い、日々の外科診療について色々な視点からの意見を伺うことで

新たな知識を身につけることができ、とても有意義な会だったと思います。

4月からは新たなメンバーも参加してのスタートになります。

今年度以上に白熱した検討会になることを期待しつつ新年度を迎えようと思います。

 

立山歯科筑後医院:末続

 

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