船越歯周病研究会のOBで作られた、F、P、R、Sというスタディーグループの
お世話役(会長兼、座長)を今年度から引き受けることになりました。
年に4~5回ほど外来講師を呼んで、
福岡天神大丸15階の船越歯科の研修室において、
夜の8時から2時間ほどの研修が行われています。
今回は、11月13日(水)、
演者にSJCDのトップ、山崎長朗先生(東京都開業)をお招きして、
講義をして頂きました。
内容は下記の通りです。
演題:複雑な補綴を成功に導く臨床的基準
現代の歯科修復治療には、
マテリアルの革新・開発により大きな変化がもたらされている。
しかも、その発展と進歩の速度は、我々歯科医、歯科技工士の予想を遥に超えるものとなっている。
また、患者サイドにおいても、様々な媒体・分野からの情報・知識により、
従来の修復治療に、より更に高いレベルの審美性を望む声が高まっている。
しかしそれは一方、ある種の危険性を孕んでいる。
つまり審美性を追求するあまり、治療の本質を歪めかねない、と言う事である。
審美修復治療と言えども、機能・構造力学・生物学等考察を合わせ持つ物でなければ真の修復治療とは言い難い事は自明の理である。
それ故、これを踏まえた審美修復治療の臨床的基準を確立する必要があり、
同時に、症例が複雑で困難になる程、修復治療の前、中、後、それぞれのステップにおける、各分野(矯正・歯周・インプラント等)との連携が肝要となる。
より洗練された審美修復治療達成の鍵を握るのは、各専門医との綿密・詳細な診断治療計画の練り合わせなのである。
今回は、EstheticのClassification を私なりに再達成し、症例の区分・分類法を
新たに加え、併せて、最新のマテリアルをその使用方法と共に解説しようと思う。
当日、会場は満席状態で(30人くらいしか入らないのですが)、
受講者からの質問も多く、山崎先生から解り易く説明して頂きました。
実りある研修会になったと思います。
その後、場所を変え、餃子屋で食事をしながら質問タイムで、
またまた盛り上がりました。
翌日は、またまた場所を変えて、山崎先生の好きなゴルフ場(船越先生のホームコース)で、
一日のんびりと過ごして頂きました。
山崎先生、船越先生、前田前教授(九大歯周病科)とともに
理事長 立山